鹿渡島定置

鹿渡島定置漁師たちが力を合わせて働く

地元ではJAや道の駅で販売、夕方になると品薄に

魚を下処理して販売しているので、使いやすさと安心、お手頃価格とで、夕方には売り切れてしまうほどの人気。面倒な三枚卸しや小骨抜きなど、一尾一尾手仕事で処理しています。先日は、イワシの三枚卸しを買って、かば焼きでいただきました。サクのおさしみは、獲れたてをすぐさばいているので、弾力があってぷりぷり。

漁業がやりたい!若者たちが働く漁師の会社

平均年齢が30代の漁師の会社、鹿渡島定置。 県外から漁師を志してやってきた若者も多く、浜には活気があふれています。 朝が早くてつらいときもあるけれど、海に出たら血が騒ぎます、と話すのは、 20代で船頭になった順毛さん。海が好きでこの仕事に就きました。風や天気を読み、 定置網の魚の入り具合を見て、乗組員に指示を出す。鹿渡島定置では、船頭はじめ役員は 立候補制になっていて、何よりも“やる気”を尊重しています。

抜群のチームワークできびきび仕事をこなす

鹿渡島定置では、早朝3時に漁に出て、船上でシャーベット締めにします。5時に帰港し、 魚の種類ごと、大きさごとに選別し、重量を量り、氷を詰めてトラックに積み込みます。 ホースで洗い流し、片付け、明日の氷の用意。わずか1時間ほどの間に、作業はスイスイ進みます。 それぞれの持ち場の仕事をきっちりこなし、足りないところを補い合いながらの見事な連携プレーです。

出荷できない規格外の魚を使った漁師の朝ごはん。見た目は無骨でもハートに沁みるあったかさ

取材で漁師の朝ごはんをいただきました。お箸から滑り落ちるほどの弾力のおさしみ、魚まるごとだしがたっぷりきいたおみそ汁、いかのしょうゆ漬け、菜っ葉のおひたしに大盛りのごはん。毎日、漁が終わったあと、社員全員で朝ごはんをつくって全員で食べます。準備から配膳、後片付けまで、キビキビした連携プレーでチームワーク抜群。こんなところからも信頼関係が見てとれました。